水泳が苦手だった僕だから、伝えられることがある。
普段は物静かな僕が、プールで「熱いスイッチ」を入れる理由

平地 力哉 (ひらち りきや)先生
2023年入社 インストラクター・岡垣校 主任コーチ

大学時代に「はるおかスイミングスクール」で3年間のアルバイトを経験し、一度は異業界へ就職したものの、縁あって再びはるおかのスイミングスクールのプールへと戻ってきた平地先生。幼少期に自身が水泳で苦労した経験、普段の物静かな姿からは想像もつかないプールでの「大声スイッチ」の秘密や、温かくもプロ意識に満ちた仕事への想いに迫りました。

「水泳は苦労した記憶しかない」。
苦手だったからこそ、プールに来る子どもの気持ちがわかる

――平地先生のスポーツ全般や水泳との関わりから、はるおかとの最初の出会いについて教えてください。

出身は岡山県です。体を強くする一貫で、週に1回、小学校時代は地元のスイミングスクールに6年間通っていました。中学・高校・大学はソフトテニスをやってました。実は、肌が少し弱かったのもあって、子どもの頃は水泳が苦手で、苦労した記憶しかありません。4泳法(クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ)がギリギリできるかできないかというレベルでした。

――そんな水泳に対して苦手意識のあった平地先生が、なぜスイミングの指導員に?

大学進学を機に福岡へ出てきて、友人の紹介ではるおかの和白校のアルバイトを始めたのがきっかけです。「水泳そのものが大好きだから」というよりは、「子どもと関わることが好き」だったのが一番の理由ですね。大学卒業後はコロナ禍もあり、一度、地元で就職したんですが、和白校の先輩の誘いもあって、2年後にはるおかスイミングスクールに入りました。

――大学時代と社会人になって、はるおかスイミングスクールの印象は?

幼少期に通っていた別のスイミングスクールは、はるおかスイミングスクールの指導とはまったく違って、厳しい教育スタイルでした。はるおかスイミングスクールは生徒様との距離が近くて、会話が多いです。コミュニケーションを大切にしているスクールだと自負しています。

先輩から贈られた「万人受けの授業」という言葉。
目指すプロの姿

――教えることは未経験だったと思います。苦労されたことやどうやって乗り越えたかを教えていただけますか?

大学時代任されていたのは初心者クラスでした。クロールの手回し、バタ足の仕方など、自分にとって難しかった部分ともまたちがう部分を教えるので、どうすれば生徒たちにうまく伝わるか試行錯誤していました。

先輩の先生のサブとして授業に入る期間が長かったので、とにかく先輩コーチの背中を見て学びました。特に印象的だったのは、先輩方が生徒たちの「表情の変化」を驚くほど細かく観察していたことです。少し暗い表情をしている生徒様がいたら「何かあったのかな」と気づいたり、いつもより元気なら声をかけたり。そして、泳げたとき、あるいは泳げなかったときの表情の変化も見逃さない。その姿を見て、「ただ泳ぎ方を教えるだけじゃなくて、普段から一人ひとりの表情をしっかり見ないといけないんだ」と気づかされました。その視点を真似しながら、少しずつ一人で授業を任せてもらえるようになっていきました。

他の先生との差別化の意味合いもあって、私は大きい声で指導するスタイルなんですが、生徒様から怖がられることもありました。先輩の助言で印象に残っているのは、「万人受けの授業を目指してほしい」という言葉ですね。「誰か一人でも『怖い』『嫌だ』と感じさせてはいけない。誰一人怖がらせず、全員に受け入れられて、プールを楽しんでもらえるバランスを大切にしよう」と。ただ声を張り上げるのではなく、生徒様が笑顔で取り組めるような雰囲気づくりを日々意識するようになりました。大きな声による活気は保ちつつ、生徒たちが威圧感を感じないように寄り添う。そのバランスを今も追求し続けています。

振り返ると、誰も置いてけぼりにしないという意味合いだったと思います。今もどうやったら会員様が楽しく通ってもらえるかをずっと考えています。

――指導において、最も嬉しさを感じる瞬間はどんなときですか?

これまで何度も壁にぶつかって苦労していた生徒様が、級のテスト基準となる距離をきれいに泳ぎきれた瞬間ですね。クロールのテストでその距離をしっかり泳げたときは、「やったな!」と全力で喜びます。

また、入社してから、指導の説得力を高めるためにもう一度自分自身の4泳法を見直して、「基礎水泳指導員」という資格を取得しました。日本水泳連盟が公認する資格なのですが、合格するためには実技も含めてかなり専門的な知識が求められます。

細かい技術的な知識を論理的に説明できるようになったと思いますので、生徒たちから「教え方がすごく分かりやすい」「教えてもらったら泳げるようになった!」と言っていただけることが、今の僕にとって最大の達成感になっています。

まち全体と繋がれる「岡垣校」の温かさ。
手探りから始めた僕から、未来の仲間へ

――現在所属されている「岡垣校」は小中学校の授業もうけもってあります。他のスクールとの違いはありますか?

岡垣校は、地元の自治体(小中学校)の授業をスクールとして受け持っている、地域に深く根ざしたスクールです。スクールの外でも、「平地先生だ!」と声をかけていただくことがあります。

受付やギャラリーの距離もとても近く、会員様や保護者様と密にコミュニケーションを取ることができるのは、岡垣校ならではの強みだと感じています。

――今後の先生ご自身の目標について教えてください。

岡垣校も着実に浸透してきていると思いますが、「はるおかの岡垣校っていいところだよ」ということをもっともっと知ってもらい、発展させていきたいです。

――最後に、この記事を読んでいる未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。

僕自身も、未経験からの手探り状態でのスタートでした。チャレンジして今に至っています。「子どもが好き」「人と話すことが好き」という気持ちがあれば、活躍できる仕事です。はるおかには挑戦を温かく支えてくれる先輩や仲間がいます。新しい一歩を踏み出して、僕たちと一緒にチャレンジしてみませんか? プールでお会いできるのを楽しみにしています!

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