今日もプールの中で思いっきり楽しむ事ができた。

　コーチの先生から２，３気をつけて泳ぐように言われても、水の中に顔をつけた途端、もうみーんな吹っ飛んでしまう。何も考えない、ただプールの向こうへ泳ぎ着くことだけ…
あ、注意することがあった！と一瞬思うが、水の音しか聞こえない、見えるのは水と光のきらめきだけ…

　子どもの頃、川で泳ぎ遊んだとき、川底の色付きの小石を拾うために、潜った遠い記憶と重なる…これが夢中ということかな～

　泳ぎのレッスンの３０分はあっという間に過ぎてしまう。上達は"ありんこ"の歩み。それでいい、そこがいい。毎日充実した時間を過ごし帰宅してからも気分良く、夜はグッスリ眠れるありがたさ。

　水中エアロも楽しい、音楽のリズムに乗り、水の抵抗を感じながら、手足を思いっ切り振る。ただ前に出すのではなく、後ろにも効かせながら動かすことが大事といつの間にか体得した。１０分もすれば、さらさらといい汗が出始める。若くなくても、鍛えればそれなりの力がつき筋肉になる。

　入校して１年８ヶ月、絶対減ることはないと思っていた体重も１２ｋｇ減、膝や股関節の痛みもどこかへ飛んでいってしまった。

　脂肪肝と言われた数年だったが、それがいつの間にか平常値になった。こんなに有り難いことがあるだろうか。

　運動が不得手な人でも、水中歩行は出来る。負荷は掛からないし、足腰に問題があっても、いつの間にか力が付いている。

　毎日顔を合わせていると友達もでき、他愛ないことをおしゃべりして大声で笑う。これがまたいい。明日も元気で来ようと、活力の素になっている。泳げる間は、いえ歩ける間は生徒として登校するつもりの私である。